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現象PCの電源ボタンを押してもPCが起動しない。

調査方法PCを入れ替えても同じ現象になる。
切り分けのため、モニタ・マウス・電源ケーブルを交換するも現象は変わらず。
LANケーブルを抜くと正常に起動した。

原因事務所の模様替えを行った時に、LANケーブルを机の足で踏んでしまい、内部でショートしていた。
このため、5V電源の電圧が上がらず、PC（CPU)が起動できなかった。

対策OA床ではないので、LANケーブルを床面より浮かして配線する。
床面や壁に這わす場合は、モールを使用し、ケーブルの保護をきちんと行う。

現象S.M.A.R.T.RerairやSystem massage等が表示され続けて操作できない。
操作できても、ファイルがすべて消えている。

調査方法現象を確認、Smart HDDウイルスに感染している。

原因アクロバットリーダやWindowsのアップデートを行っていなかった。

対策ワクチンソフトを起動させ、ウイルスを駆除。
起動していない、ウイルスのコピーを削除。
ファイル属性を変更して、必要なファイルを救出。
OSのクリーンインストールを行う。

現象PCを起動したところNoSystemと表示されて、OSが起動しなくなった。

調査方法HDDの故障、HDDデータ異常が考えられるので、現象発生前の様子をユーザに問診した。
雑誌に付属していたLinuxのCDを入れて間違ってインストールを途中までしてしまっていた。

原因HDDブートエリアの破損。

対策Windowsユーティリティを使用して、MBRの修復をおこない、ブートエリアの設定を戻した。

現象インターネットにつながらない。
たまにつながっても速度が遅く、使えない。

調査方法ネットワーク内のすべてのPCで発生していた。
HUBのアクセスランプのすべてが早く点滅していた。
現象の発生している場所を特定するために、LANケーブルを抜いて確認したところ、1台のHUBに繋がるケーブルを抜くと正常に戻った。
HUB内のパケットを調べたところ、ブロードキャストが頻発していた。
HUBに繋がるケーブルを調べたところ、1本のケーブルがループ状に接続されていた。

原因ループ接続が行われた事によって、ブロードキャスト・ストームが発生していた。

対策LANケーブルを容易に接続できないように、空いているLANポートにポートキャップを取り付ける。

現象ネットワークプリンタを使用していたが、突然印刷できなくなった。

調査方法印刷できないPCのネットワーク上の場所に規則性はない。
印刷できないPCのプリンターの設定を確認したところ、1台のPCのプリンター共有を使用して印刷していた。
共有元のPCを調べたところ、共有設定がされていなかった。

原因プリンターの接続方法のルールがきまっておらず、安易にプリンター共有を使用していた。

対策すべてのPCでプリンター共有の設定をなくす。
共有プリンターで印刷していたPCのプリンター設定を、直接プリンターを使用する様に設定を変更した。

現象事務所のレイアウト変更を行って、NASの電源を入れたところ、LANポートエラーを表示してNASが起動できない。

調査方法NASの取り扱い説明書を調べたところ、LANケーブルがショートしているようなので、ケーブルを変更したが現象は発生したままだった。
ユーザにレイアウト変更の他に行ったことを聞いたところ、HUBを1GBitの物に変更していた。
試しに、前に使用していたHUBに接続したところ、NASは正常に起動した。

原因NASのLANポートのケーブル接続状態のチェックとHUBのオートネゴシエーションの動作のタイミングが合わず、NAS側がケーブルショートと誤認して、起動できなかったものと考えられた。

対策以前使用していたHUBを使用する事もできるが、速度の問題があるので他の方法を考える。
NASのケーブルを接続せずに起動させ、正常に起動後LANケーブルを接続することで、正常に動作した。